紋絽 万華鏡
夏物の加工着尺の定番である絽に文様を織り込んだ生地で、色無地や加工着尺としてお使いいただけます。
通常の織物では経糸が緯糸に直交することを原則とするのに対し,二本の経糸が互いにからみあい,織物表面に透けた空隙を生じさせる織り方を捩り織(もじりおり)といいます。
捩り織によってできた隙間の事を捩り目と呼ぶのですが、緯糸三本おきに捩り目を織るものを三本絽といいます。
緯糸を偶数にすると捩り目がくずれてしまい、通気性が損なわれることから、緯糸は必ず奇数本になっています。
この三本絽をベースに、涼感に富んだ織文様を入れております。
広がりのある華やかな夏物です。