農林水産省aff あふ 特集【蚕業革命】
純国産の繭【松岡姫】今年2月に掲載された農林水産省誌aff。agricultural forestry fisheries より【あふ】。その特集テーマが、蚕業革命とのこと。
絹といえば、まずは着物の素材。その筆頭に純日本の絹の代表ブランドとして【松岡姫】を挙げて頂きました。
『純国産の繭「松岡姫」の生糸を使用した振り袖。京都の友禅師による友禅加工で、手縫いは国内1級和裁技能士によるもの。「琳派振袖仕立上」(株式会社伊と幸)』
東京きものの女王の着姿もとても美しいです。白生地は琳派流水の地紋様が織り込まれた五枚朱子。黒字に楓と梅に、地紋起こしの流水紋がばちっと!海外の要人とご同席の際、堂々と生産履歴がすべて国内にある純日本の絹であると、胸をはって頂きたいと思います。
弊社は一般財団法人大日本蚕糸会にお世話になっており、国内の養蚕農家との取り組みを続けており、現在は【松岡姫】の他、【又昔】(蚕種上州絹星)と【伊予絹】(伊予生糸)を手掛けております。
国内の養蚕農家と契約を結ぶことは、責任の重いことではありますが、逆に、もしも着物の原料のすべてが海外依存であっても良いか、と自問自答しますと、それは絶対に違う!と確信に至ります。少量かもしれませんが、それでも、弊社へ年間3トン以上の生繭をおつくり頂き、おかげさまで好評を維持し推移しており、また、染加工下の純国産絹は主として別織留め柄でご注文を承っております。
一方、緯糸使いとして、純国産糸を織り込みまして、市場価格にフィットさせつつ、国内の蚕糸文化の維持進展にご理解を頂戴しながら織らせて頂く商品もございます。
詳細はぜひお問合せ下さい。